Prosper を使い LaTeX でプレゼンをする6

今回は図形と文字列を関連させた表現をやってみたい。とはいっても文字同士を矢印で繋いだりする程度である。

下記のソースと画像を見ていただこう。


\overlays{2}{
\begin{slide}{矢印を引く}
\begin{pspicture}(-.5,0)(12,8)
%\showgrid
\rput[lb](6,6){\rnode{node1}{ここ}から}% ノード(節点)を指定する命令
\rput[lb](1,1){\rnode{node2}{ここ}へ矢印の先を引く}% 同上
\fromSlide*{2}{% 二枚目から表示
\nccurve% 線の種類
 [angleA=-90,angleB=90,linecolor=red,linewidth=1pt]% 線のオプション
 {->}% 矢印の種類
 {node1}{node2}% ノードの指定
}
\end{pspicture}
\end{slide}
}


簡単に言うと \rnode でノード(節点)――上記の場合は起点・終点となる文字列――を指定し、\nccurve でそれらを結んでいる。まず \rnode の書式は以下の通りである。


\rnode{ノード名}{ノード対象}

ノード名は任意だが、日本語などの2バイト文字は使えないようだ。

次に、\nccurve について。その書式は次である。


\nccurve[オプション]{矢印の種類}{ノード名}{ノード名}

曲線の種類には、\nccurve 以外に \ncline や \ncarc がある。オプションの linecolor や linewidth などは共通だが、angleA, angleB は \nccurve 独自ものである。

矢印の種類には、 -, <->, >-<, <<->>, >>--<<, |-|, |*-|*, [-], (-), o-o, *-*, oo-oo, **-**, c-c, cc-cc, C-C がある。