自作パソコンの新調4(トラブルシューティング、ハード編)

パソコンを新調すると、当然ながら様々なトラブルがあり、自作ゆえに自分で解決しなければならない。なかにはくだらないミスもあったが、記録のために残しておく。

 

・グラフィックボード(Radeon RX 5700)

 - 症状:DisplayPortケーブルをつないだのに、ディスプレイに何も表示されない。

 - 原因:グラボの補助電源が8ピンしか刺さっておらず、6ピンに電源が供給されていなかった(片方をつなげばよいと勘違いしていた…)。

 - 対策:6ピンにも電源をつないだら表示された。

 

・TV キャプチャーカード(Earthsoft PT2)

 - 症状:TVTest を起動すると、「BonDriverの初期化ができません」のエラーがでて、視聴できない。

 - 原因:ライザーカードに電源がついていなかった。電源なしでもドライバーをインストールすればPT2のハードは認識するので、なかなか気がつかなかった。また上記のエラーに関する情報は多いため、いろいろな可能性を試して時間がかかってしまった。(DriverFigU116のレジストリ操作、レガシーハードウェアの追加、ドライバーをpt2wdmに変更、「0Mbps病」の可能性など)

 - 対応:ライザーカードに電源をつないだ。

 

・NAS (Thecus N2100)
 - 症状:NASにアクセスできない(ブラウザからは可能)。スマフォなどではできるので、Windows 10 固有の問題と思われる。
 - 原因:Windows 10 では、NASのプロトコルとして普及しているSMBv1がデフォルトでは無効になっているから。
  -対策:「コントロールパネル」→「プログラムと機能」→「Windows の機能の有効化または無効化」より、SMBv1 を有効にする。

 

・ipega PG-9028(ゲームパッド)
 - 症状:ペアリングできない(PINコードを要求されるが、番号が分からない)。Bluetooth のオプションからゲームパッドで見えない。
 - 原因:不明
 - 対策:パッドのリセットボタンを押して、再ペアリングしたら、PINを要求されなくなった。

 

・ファンがうるさい!
 - 症状:ファンの音がけっこう響く。吸音シートを購入し、シャーシの穴をすべて塞いだが、あまり改善せず。
 - 原因:最初はCPUファン(付属)を疑い、定評がある「虎徹MarkII」が欲しくなる。しかし、サイドパネルをはずしてよく観察したところ、CPUファンはうるさくない。次に疑ったのは、グラフィックボードのファン。これは交換は困難だが、Radeon Settings ソフトウェアより設定が可能である(ゲーム→グローバル設定→グローバルWattMan以下より)。だが、そんなに高回転でまわる設定でもなく、実測でもそれほどの音は出していない。注意して音を聴いてわかったのは、チップセットに取り付けられたファンである。これは36.8mm×7mmの羽のみの剥き出しタイプで、冷却用ヒートシンクに取り付けられている。一見して交換は困難である。確かに騒音となる音は、小型ファンにありがちな高音(「ミィィィィ~~ン」)であった。
 - 対策:マザーボードの設定ユーティリティ(「インタラクティヴUEFI」)から行う。PC起動時にDelete連打でインタラクティヴUEFIを起動。H/W Monitor → Fan Configuration → SB FAN1 Setting より行う。デフォルトでは、"Performance Mode" となっていた。これを "Silent Mode" にしてみた。[2019-08-29]