NAS Thecus N2100

Thecus(シーカス)の NAS*1 である N2100 は買ってがっかりした製品。



いや、機能についてはほとんど不満はないのだが、購入して一年たらずで後継の N299 が発売されたからである。N2100 の定価が 43000円だったのに対して、N299 はわずか 17800円! そのくせ、両者の機能の差は、無線 LAN 接続用の MiniPCI 端子があるかどうかくらいである。デジモノの定めとはいえ、なんともやるせない(笑)。



カバーを開けた所

もう販売停止しているのでレビューなど意味がないのだが、2005年の発売でギガビット LAN に対応していたり、1TB のハードディスクが使えたり、OS (Linux) をハックすることで色々と遊べたりする点で面白い機種といえよう。



N2100 内部

唯一の大きな欠点は、付属 4cm ファン。これがうるさいうるさい。ファン・コントロールのモジュールを入れてみたが、あまり改善されなかった。よって、現在は静音ファンに交換して使用している。まあ、私の場合、NAS はバックアップする時だけ電源を入れるので、別にうるさくても構わないのだが。



あと基本的に NAS は遅いので、USB 接続の外付け HDD のようなものを期待するとがっかりするであろう(LAN をギガビット化すれば話は多少違うと思うが)。

現在は、Western Digital の 300G HDD 二台を、RAID1 の構成で運用している。つまり 600G のバックアップ用ディスクである。動画はないのでまだまだ余裕はあるが、容量が一杯になったら 1TB 二台にしたいと思う。あと、N299 への対抗心から(?)、無線 LAN 化にも挑戦してみたい。

*1:Network Attached Storage=ネットワークに直接接続して使用するファイルサーバ専用機のこと。