メインPCのハード一覧 20091102
別に誇れるものではないが、このブログの作者が主に使っているパソコンのスペックを記しておこう。以下の構成で2008年8月に組んだ。
- PC ケース
- Antec P182
- 付属のファンはすべて静穏なものに交換し、Scythe の KASEMASTER KM01-BK で制御。フロント&サイドカバーの裏には吸音マットが貼ってある
- 電源
- Antec NeoPower650
- マザーボード
- GIGABYTE GA-EP45-DS5
- CPU
- Intel Core 2 Duo E8600 BOX
- 定格(OC なし)で使用中。CPU クーラーは Thermaltake Big Typhoon Rev. 2
- グラフィック・ボード (GPU)
- Sapphire Radeon HD 4850 512MB GDDR3 PCIE
- 定格(OC なし)で使用中。GPU クーラーは Scythe SCVMS-1000 MUSASHI に換装
- サウンド・ボード
- ONKYO SE-200PCI
- Scythe SDA-1000(鎌ベイアンプ)→自作スピーカー(ユニットは FOSTEX FE87E を使用)で鳴らしている
- メモリ
- Pulsar DCDDR2-4GB-800×2 (8GB)
- OS 管理外は、Gavotte で RAM ディスクとして使用
- ハードディスク
- (1) WDC WD3200AAKS-22B3A0 (300GB), (2) WDC WD5000AAKS-00A7B0 (500GB), (3) WDC WD10EADS-00L5B1 (1TB), (4) WDC WD10EACS-22D6B0 (1TB)
- システムは (1) の HDD を利用
- 光学ドライブ
- I-O DATA DVR-SN20GL
- モニター
- (1) EIZO FlexScan L997, (2) I-O DATA LCD-AD195V
- (2) はもらい物
- キーボード
- KINESIS Advantage Qwerty/Dvorak Switchable, USB, Black
- 以前から使っていたものを流用
- マウス/トラックボール
- KENSINGTON Expert Mouse 5
- 以前から使っていたものを流用
友人に組んでもらったり、BTO パソコンを使ったことはあるが、完全自作はこれが初めてだった。情報を集めてパーツを厳選し、腹をくくって購入、そして試行錯誤しながらの組み立て。完成した後も色々と気になる点(静音性とか)を弄る――と、自作パソコン愉しみを満喫することができた。まあ頻繁にできるものではないが。
さて PC 関連のパーツはすぐ古くなり、市場価値もあっという間に下がってしまう。よって自作の際は、その絶望感に耐え得るコンセプトというか、理論というか、要するに自己満足やプラシーボ効果が得られる「理屈」も必要だと思う(金にいとめを付けずに頻繁にパーツ交換する人には無用であろうが)。
私が上記の PC を組んだ時に立てた方針は、すばり「XP パソコンの黄昏」。2008年8月にはすでに、Core 2 Quad や SSD が販売されていたし、Core i7 や DDR3、USB3 の規格も発表されていた。もちろん最近発売された Windows 7 も。 要するに、次世代のプラットフォームが近づいて来ていたといえる。
しかし、私としては「XP パソコン」として 3〜5年は頑張ってもらいたかったので、あえてそうした次世代の技術には手を出さずに、現行の製品ラインナップで手堅いパーツを選ぶことにしたのである(もちろん予算的な制約もあった)。
まったくの自己満足で恐縮だが、この方針で正解だったと思う。
音声や動画のエンコードや 3D 処理などおいて、Core 2 Quad や Core i7 の性能は目覚しいものがあるが、アプリケーション側のマルチスレッド対応はそれほど進んではおらず、まだまだこれからといった感がある。それに対して E8600 は Core 2 Duo シリーズの最後であり、上位バージョンが出て泣くことはない。速いクロック周波数も魅力的であった。結果として、上記の購入時から一年以上経過しているが、値段もあまり下っておらず正解だったといえる。
SSD について、そのスピードは確かに魅力的だが、価格や安全性についてはまだまだこなれているとはいえない。ただし、来年以降、C ドライブ用に購入するかもしれない。DDR3 も同様である。まあ、マザーボードが DDR3 に対応していないので、そもそも簡単には移行できないのだが。