ZAURUS から SH-10B への移行4
前回からの続きです。
イオン SIM 用端末 SH-10B(と周辺機器)を購入し、実際にネット接続してみた。設定に関しては、すでにネット上に充分な情報があり、特に迷うことはなかった。ベストフォード100kbps だが、私の環境では実測 50〜80kbps といったところ。かつてダイヤルアップで行っていたネット接続を思い出した。まあ、b-mobile が言うように、文字主体のサービス(メール、Twitter、掲示板等)なら問題ないレベルだ。
さて、それよりも驚いたのは、Android OS というもの。私は今回が初体験であり、SH-10B は古いバージョン (1.6) ということだが、こんなに面倒なものとは知らなかった。少々使ってみてびっくりしたのは、
- 操作が液晶上のタップ主体になっている(長押し、スライド、ピンチ等)
- 動作がもっさりしており(SH-10B独特か)、視覚効果をオフにできない
- アプリケーションがよく落ちる(タスクキラー必須)
- メモリが少なく(SH-10B独特か)、デフォルトでは swap 不能
- 優良アプリへの誘惑(単価が比較的安いから)
- ネットワークに常時接続しており、勝手に通信するアプリがある
- ちょっとカスタマイズするには、root化が必須
- root は基本ユーザーには与えない思想なので、クラック的な手法で奪取しなければならない
- root を取った所で、Linux と同じように扱えるとは限らない
- バッテリーが持たない(これはあらかじめ知っていたが)
- 再起動病、ブラックアウト等、原因不明の故障がある(らしい)
以上の点。ザウルスと同じような感覚で扱おうとすると、えらくストレスが溜る代物である。
まあ、それでも先人の方々はあれこれ試行錯誤して、従来のモバイル・ユーザーの使用に耐え得る環境を構築しているので、わたしもそれにならり、早速カスタマイズを行うことにした。
次回に続きます。