ZAURUS から SH-10B への移行2

前回からの続きです。

ZAURUS から移行するためには、通信関係の問題をクリアーしなければ意味がない。要するに、外出先でもインターネットが自由に使えなければならない、ということある。

とはいえ、スマートフォンの料金体系は、私にはあまりに高いように思えた。携帯やスマートフォンでは「パケット」(1パケット≒128バイト)という怪しげな単位が使われているが、画像がふんだんに使用されている今日のサイトでは、ちょっと閲覧しただけですぐに従量課金の上限に達してしまう。よって、最低でも月に5000〜7000円の出費は覚悟しなければならない。契約されている人には悪いが、通勤や出張の合間にインターネットに少し接続するだけでこの値段は、はっきり言って馬鹿らしい。

そんな折、「福音」ともいうべきサービスの存在を知った。日本通信 (b-mobile) が NTT docomo の回線を借りて運営しているサービスで、上下 100kbps と低速ながら、なんと月額1000円で繋ぎ放題という。私も携帯電話では、ネット接続用に従量上限制の契約をしており、毎月1500〜2500円程度は払っていたので、それを解除してこちらに乗り換えれば、コストはむしろ安くなる。大変魅力的なサービスだ。

このサービスは全国のイオン百貨店のみで販売され、よってネット界隈では「イオン SIM」と呼ばれていた。始まったのは今年の6月からだが、私は7月下旬にこのサービスを知った。この時にはかなりの人気がでており、家の近くのイオンに問い合せたところ、すでに売り切れ状態であり、入荷の見通しはたっていないとの残念な状態であった。そこで、少し離れている他のイオンに電話したら、こちらの方では十分に在庫があるとのことであった。さっそく車で向ったことはいうまでもない。

イオン某支店では、携帯電話の販売スペースがわからず、店内を数往復してしまったが、食料品の傍らにあるスペースをようやく発見し、契約に望んだ。その際、身分証明書とクレジットカードが必要で、また手数料が3000円程度かかるが、これらについてはすでにネット上に情報があり、困ることはなかった。ぶじ契約を行うと、以下のような SIM カードが入ったパッケージを受け取った。



後は、この SIM カードを入れるべき、白ロムのスマートフォンを手に入れるだけであった。

次回に続きます。