自分で変換しなくても、ザウルスでウキペディアを持ち歩くことは可能です

色々あったが、何とかザウルス上でウキペディア(相互参照・数式付き)の閲覧ができるようになった。極めて便利で、時間潰しには最高の娯楽である。

しかし、そのため準備はやたら大変だ。元となるウキペディアのダンプファイルは現在でも 1G 強。これをまず時間をかけてダウンロードしなければならない。ダンプファイルは伸張すると 4〜5 G に達する。それを wikipedia-fpw で EPWING 形式に変換するには、Cygwin や Linux の環境や知識が必要である。

度重なるエラーに悩まされ、膨大な時間を消費して EPWING 形式に変換できても、今度はザウルスにファイルを転送するに時間がかかる。しかも EPWING リーダーの仕様によってファイルが読み取れないこともある。なんともハードルが高いのである。

だが世の中には偉い人がいて、変換済みでかつ EBZIP 形式で圧縮されたファイルをトレント (torrent) で配布しているサイトがあるのである。


border.jp/saba - Wikipedia日本語版 - Download (torrent)

適当な BitTorrent クライアントを使ってダンロードされたい。

配布されているファイルには、相互参照や数式も含まれている。通常の用途ならまったく問題ない。これから Wikipedia をザウルスに導入しようと考えている人は、まずこれを試した方がよさそうだ。



EPWING リーダーとの相性について、とりあえず現時点での最新の配布ファイル(Wikipedia 2009年11月24日付けダンプファイル)には、zten改 (ztenv ver. 1.9.24) が対応していた。辞書の追加はできる(catalogs は読める)のに、検索できない場合はバージョンを確認されたい。

zten改の配布サイトは以下。


eDict Snapshot for Zaurus