Happy Hacking Keyboard Professional 2

通っていた大学の端末には、なぜか Happy Hacking Keyboard (HHKB) の Lite 2 がつながっていた。端末を使うためには情報処理センターで簡単な講習を受ける必要があったが、その担当講師は「これは高い良いキーボードです」を自慢していたのが記憶に残っている。学生自分の私は、小さいだけで使いづらいキーボードだと思っていた。

時は経ち、このデバイスの奥深さに関心をもつようになると、HHKB がプログラマ御用達のキーボードであることを知った。そして無駄を排したその機能美に、私も惹かれるようになった。

だが、さすがにキーボードに2万円を投じる勇気はなく、最初に購入したのは英語配列 HHKB Lite 2 (PD-KB200B/U)であった。Lite 2 は巷で言われているほど悪いキーボードではないと思う。とはいえ Lite を使えば使うほど、上位機種である Professional への憧れは強くなっていった。

かくして、私の前には HHKB Professional 2 (PD-KB400W) が鎮座している。



この製品の詳しいスペックは、販売元の PUF のホームページを参照されたい。

HHKB 特に英語配列のものには、本当に無駄がない。カーソルキーとファンクションキーは、ファンクションキーを抑えながら他のキーを押すことで代用する。購入する前は操作しづらいのではと思ったが、実際に使ってみるとそうでもなかった。キースイッチは静電容量無接点方式が採用されている。メカニカルスイッチ(茶軸など)が「カタカタカ」なら、これは「コトコトコト」といった風な入力音がする。



以下は背面の画像。HHKB Pro 2 から USB ハブ(2ポート)が付いたが、古参のキーボードマニアにはこれは不評であったらしい。私はマウスをつなぐのに便利に使わせてもらったが。中央右にあるのがディップスイッチ。これで特定のキーのカスタマイズができる。



よって、ソフトウェアでキーバインド設定をする必要はあまりない。「窓使いの憂鬱」で私がしたのは、右 ALT をキーをアプリケーションキーとして使う設定だけだった。これは bbLean でランチャーを使うために必要であった。以下に設定ファイルの該当箇所を記す。


# HHKB (英語版) 用アプリケーションキー
# 右 Alt を、単独では Apllications キー、
# 他のキーとの組み合わせでは Alt キーとして使う
mod alt -= RightAlt
mod alt += !!RightAlt
key *A-RightAlt = Applications

コンパクトかつ軽いキーボードなので、出先で他人のパソコンを操作する時に携帯しても良いであろう。私はやったことがないが(笑)。