Nikon COOLPIX E5000

この機種は、2002年頃から6年近く使っていたが、今は手元にない。「完全に」壊れたので捨ててしまったのである。よって、ネットで拾った画像で失礼しよう。



2002年12月の発売で、定価はなんと15万円もした(スペックなどはニコンのサイトを参照)。500万画素や28mmの広角レンズ、バリアングル液晶が売りだが、当時としても、この機種の評判はあまり良くはなかったと思う。調光センサーが指で隠れてしまうという設計上の決定的なミスや、オートフォーカスの遅さ、リモコンのバグ、ACアダプターが海外に対応していないなど、不満な点を数えあげたら切りがない。これらの問題は、以下のレビューで詳しく述べられている。


真打ち登場!?「ニコン COOLPIX5000」 (スタパ齋藤氏によるレビュー)
COOLPIX 5000(E5000)レビュー(GAK デジカメの部屋)

それでも、この機種を使い続けたファンは、私を含め少なくないだろう。インターフェイスや AE の癖をつかめば、落ち着いた中々の質感の画像が撮れるからである。

しかし、冒頭に書いたように、数年前に壊れてしまった。バリアングルの回転部分が脆弱なため、まず液晶が映らなくなった。それでもこの機種にはファインダーがあるので我慢して使い続けていたら、こんどはボタンが壊れてしまい、オートでしか撮影できなくなってしまった。この機種のオートはあまりにヘボいので、これではお話にならない。ということで、バラバラに解体してから捨ててしまったのである。

なお、すこし前にこの機種の後継っぽい、COOLPIX P5000 という機種が発売された。良いコンデジだとは思うが、購買欲はおきなかった。それほど E5000 の魅力は独特であった。

以下は拙例。よろしければ、ご笑覧いただきたい。