VMWare Server 2.0.2 で自動ログイン等

またまた VMWare Server ネタである。

仮想マシンを頻繁に使うようになって、ログインが面倒になってきた。通常の使い方だと

  1. VMWare 関連のサービスを起動する*1
  2. Internet Explorer*2を起動し、VMWare Server (https://localhost:8333/ui) を開く
  3. Windows のユーザー名とパスワードを入力して、VMWare Infrastructure Web Access にログインする
  4. VMWare Infrastructure Web Access から、仮想マシンを起動する
  5. ユーザー名とパスワードを入力して、仮想マシン(Windows XP)にログインする

となる。ご覧の通り、二回もログインしなければならず、面倒くさい。これを何とかしたいが、調べたら結構たいへんだった。



まず、簡単な方から。仮想マシン(Windows XP)で自動ログインするのは難しくはない。スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」で、"control userpasswords2" を入力する。すると、ユーザーアカウントの管理画面が表示されるので、「ユーザーがこのコンピュータを使うのは、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックをはずし、「適用」をクリックする。自動ログイン時に使用するユーザー名とパスワードを入力して「OK」を押す。これで大丈夫だ。



次に VMWare Infrastructure Web Access についてだが、そもそもこのウェブアプリケーションは、Internet Explorer を起動しなければならず、また別に使いやすくもない。それでも仕方がなく使っていたのだが、VMWare Infrastructure Client というクライアント・アプリケーションがあることを知った。

よって、まずこの VMWare Infrastructure Client をインストールすることにした。やり方は少し複雑である。このアプリケーションは VMWare Server 2.0.1 以降には含まれていない。よって、VMWare のサイトより 2.0.0 のインストーラーをダウンロードする。インストーラーを実行すると、Windows のテンポラリフォルダ(環境によって異なる)に「AF08C71F-F822-4416-87A9-2BBF5A8A5F12}~setup」というディレクトリが作られる。その中に VMware Server.msi というファイルがあるので、これを他のディレクトリにコピーしておく。VMWare Server のインストーラーはもう閉じてよい。

コマンドプロンプトを起動して、VMware Server.msi があるディレクトリに移動。下記のコマンドを実行する。


msiexec /a "VMware Server.msi" targetdir=c:\temp\vmware /qn

"targetdir" の値は任意である。しばらくすると、そこにアーカイブが解凍されるので、"VMWare Server/hostd/docroot/client" にある VMWare-viclient.exe を実行する。これで VMWare Infrastructure Client のインストールは完了である。



最後に VMWare Infrastructure Client のログインを自動化する。これは以下のように、オプション付きで起動すればよい。


"C:\Program Files\VMware\Infrastructure\Virtual Infrastructure Client\Launcher\VpxClient.exe" -s ホスト -u ユーザ名 -p パスワード



参考:

*1:私は、これらのサービスをスタートアップに登録せず、必要な時だけ立ち上げている。やり方についてはここを参照。

*2:私の環境では Firefox や Opera は使えなかった。