ZAURUS から SH-10B への移行6

前回の設定で、ソフトウェア的な問題はクリアーした。次は、ハードの問題である。



スマートフォンのバッテリーが切れやすいのは宿命だが、これは予備バッテリーを購入することで解決した。毎日充電していれば日中にバッテリー切れになることはないし、たとえ充電し忘れたとしても予備があれば大丈夫だ。

ヘッドセットについては、Bluetooth はいろいろと使いづらいことが分った。わずかだがホワイトノイズが入るし、SH-10B 付属のメディアプレーヤーでは、デフォルトで Bluetooth 接続されず、再生の度にいちいちメニュー「外部出力設定」→「Bluetoothデバイス」と設定しなければならない。なお、Sony DRC-BT30 は音が結構良くて驚いた。それに対して、平型プラブは最悪である。有線より無線の方が音がいいとは不思議な感じがする。



さて、ハードウェア上の一番の問題はキーボードである。ザウルスの傑作キーボードにくらべて、SH-10B のそれがどれ程のものなのか、購入前より気になっていた。



SL-C3200 のキーボード

私の結論は「あまりにひどく、そのままでは使用に耐えられない」というものであった。変則的なキーレイアウトは、まあスペースの都合で仕方がないにしても、キー同士が近すぎて誤入力が多すぎる。これは「慣れの問題」の範疇を超えている。

途方に暮れていた所、IS01 の まとめ Wikiに、透明シートを使ってキーボードを改良している記事(Pika's Home) を発見した。私も近所のホームセンターで、厚さ 4mm のテーブルクロスを購入し、同じようにやってみた。それが以下の画像。



SH-10B のキーボード

これでだいぶ良くなった。しかし、それでもザウルスの打ち心地には遠く及ばない。何故かというと、両手で持って親指で入力する際、SH-10B は横幅が広いため、キーボードの中央のキー(TY, GH, BN)を左右の指で臨機応変に打てないからである。

ハードを開発する人は、見掛けだけでなく、実際の使い心地を考えてものをつくって欲しいものである。