エルゴノミクス・キーボード Kinesis Advantage MPC USB/QD

現在、愛用しているキーボードは Kinesis Advantage Qwerty/Dvorak Switchable, USB, Black. Contoured Keyboard というものである。代理店を通さず、Kinesis 社から直接購入した。



キーボードについては、かなりの道楽をさせてもらった。Kinesis へ到る前には、PFU の Happy Hacking Keybord Professional(英語配列)や東プレの Realforce 101 も購入していた。それぞれ素晴しいキーボードであるが、自分には Kinesis が最高というか、行き着く先に思えたのである。

Kinesis のキーボード・レイアウトと、その独特の形状が醸し出す存在感は圧倒的だ。



しかし、実際に手に入れて驚いたのは、けっこう大味な作り。



ファンクションキーは、いわゆる「消しゴムキー」で、耐久性に不安がある。



またキーの刻印は、どうやらシールらしい! Realforce などとは大違いだ。

しかし、こうした欠点を踏まえても、このキーボードには他に代え難い魅力があるのである。

説明書は当然英語のみ。ついつい忘れやすい設定の仕方を以下に記しておく。


簡易設定:イコールキー (=) + m, w, p
Macモード ("=" + "m")、PC (Windows) モード ("=" + "w")、PC (Non-Windows) モード ("=" + "p")。
モード切り替えのビープ音のオン・オフ:Program + ハイフン (-)
Caps Lock, Num Lock, Keypad, Scroll Lock, Insert の際に確認のビープ音を発するか否か。
キークリック音のオン・オフ:Program + バックスラッシュ (/)
キーを押すたびにクリック音を出すか否か。デフォルトではオンになっている。
キーのリマップ:Program + F12
キーボードのランプが素早く点滅する。まずソースとなるキー(最終的に表示させたいキー)を入力する。するとランプの点滅が緩やかになる。次にマッピングしたいキー(実際に押すキー)を入力する。ソース・キーは、常にデフォルトの状態のレイアウトとなる。
Dvorak レイアウトへの変更:Program + シフトキー + F5
Dvorak に変更すると、自分で行ったマッピングはすべて消去される。
モディファイアのスティッキー化:Program + モディファイア (CTRL, ALT, SHIFT) + F6
シフトキーなどのモディファイアが、押し続けなくても機能するようになる。
メモリーリセット・オプション1:Program + シフトキー + F10
ユーザーが定義したリマップとマクロを初期化する。ただし、マクロのメモリーモードは保存される。また Dvorak の場合、Qwerty には戻らない。
メモリーリセット・オプション2:Program + シフトキー + F7
キーボードが出荷時の状態に初期化される。
マクロのメモリーモードの設定:Program + F2, F3, F4
作成できるマクロの数と、一つのマクロに使えるキーストローク数を設定する。Advantage の場合、F2は24マクロ(一つのマクロあたり約56キー)、F3 は36マクロ(同じく約38キー) F4は28マクロ(同じく約28キー)。