Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm

「あ〜あ、買っちゃった」というのが素直な感想である。Nikon D90 用に購入した35mmの単焦点レンズである。



「価格com」や Amazon でのレビューはおおむね良好、というより大絶賛の嵐だったので、思わず購入してしまった。実際に使ってみると、なるほどユーザーたちが書くように、このレンズは明るいし、ボケはきれいだし、開放寄りでも画質はしっかりしているし、値段を考えれば文句はまったくない。

悔まれる点はただ一つ。私はすでに Ai AF Nikkor 35mm F2D をもっているのだ! D90 を手に入れるちょっと前に、それこそ「清水の舞台から飛び降りる」つもりで購入した。その頃はデジタル一眼を買うつもりはまったくなかったのである。

もちろん、D90 は FX フォーマットのレンズを使用することができる。しかし焦点距離は1.5倍になってしまうので、このレンズは 52.5mm の標準レンズになってしまうのである。今はまだ手が出せないが、D700 のようなフルサイズの一眼レフデジカメもすでに登場しており、私も最終的にはそっちに移行したいと思っている。そんなことを考ええているので、DX フォーマットのレンズはあまり欲しくはなかったのである。

この記事のために少し調べて驚いたのだが、D700 のようなフルサイズの一眼レフでは逆に、DX フォーマットのレンズは今のところ使えないという*1

技術が急速に進歩している過程で、互換性についてニコンはよくやっていると思うが、こちらも「レンズ沼」にははまりたくない。DX フォーマットのレンズを買うのは、これっきりにしておこう(笑)。

*1:D700 では、DX フォーマットのレンズを DX モードで使う 400 万画素になってしまう。また DX フォーマットのレンズを FX モードで使えないことはないのだが、レンズや焦点距離によってはケラレが生じてしまう。つまり、裏技的にしか使用できないらしい。