Ubuntu で Operating system not found

そういえば、使わなくなったノートパソコンに Ubuntu 9.04 が入っていた。インストール後、ネット接続ができるところまで設定した後、放置していたのだ。久しぶりに起動して、Ubuntu のパッケージ管理ソフトであるシナプティックをみると、更新すべきファイルが多数ある。Linux はよくわからないので、ともかく全部チェックして更新した。

さて、再起動するとノートパソコンの様子がおかしい。BIOS の動作がひどく緩慢でしばらく待つと "Operating system not found" の文字が! BIOS のセットアップメニューを起動してブート順位などを変えたり、デフォルトの設定に戻したりしたが駄目だった。

悲しいかな、再インストールである。インストール CD を作成し(前回のものは捨てた)、ノートパソコンに入れて起動すると、ハードディスクのチェック項目がある。藁にもすがる気持ちでこれを試したが、やはり "Operating system not found" となる。

そこでおとなしく再インストールを開始すると、今度はパーティション作成の所で止ってしまった。どうやらハードディスクを認識していないようだ。となるとハードウェアの問題かもしれない。ノートパソコンの中をあけて確認する。

ハードディスクがみえる状態でノートパソコンを起動してみると、最初はちょっと「カチカチ」という異音がしたが、その後は特に問題はないようである。そこで、ハードディスクを一端はずし、IDE/USB 変換ケーブルを使って、Windows パソコンに接続してみた。すると普通に認識しているではないか。どうやらハードディスクは死亡していないようだ!

次に、コントロールパネルの「ディスク管理」でみてみる。このハードディスクの容量は 80G だが、Ubuntu が入っている 70G は正常とある。しかし、1G の破損領域が確認された。とくわからないが、このパーティションを削除する。

ハードディスクをノートパソコンに戻し、起動する。見事、Ubuntu 復活! よかったよかった。