ハードリンク、ジャンクション、シンボリックリンク、ショートカットの違い
今までよく知らずに使っていたが、Windows におけるリンク機能には上記の 4 つがあり、それぞれの機能は微妙に異なっている。ここでまとめておこう(詳しい説明はここを参照)。
- ハードリンク
- ・Windows 3.1 以降で使用可能
- ・1 つのファイルに対して複数のリンク(パス)を付けることができる。
- ・すべてのリンクが削除されない限り、本体のファイルが消えることはない。
- ・よってディスク容量を節約できる。
- ・片方のリンクで開いたファイルを変更すると、他のリンクで開いているものも更新される。
- ・ディレクトリ(フォルダ)に張ることはできない。
- ・ドライブをまたいでリンクを張ることはできない。
- ジャンクション
- ・Windows 2000 以降で使用可能
- ・ハードリンクとは異なり、ディレクトリにリンクを張ることができる。
- ・標準ではファイルにリンクを張ることはできない。
- ・ハードリンクとは異なり、ドライブをまたいでリンクを張ることができる。
- ・ネットワークドライブにはリンクが張れない。
- ・相対パスのリンクを張ることはできない。
- シンボリックリンク
- ・Windows Vista 以降で使用可能
- ・ジャンクションの強化版で、UNIX のシンボリックリンクと同等の機能をもつ。
- ・ファイル、ディレクトリ、ネットワークドライブなど、ほとんどの対象にリンクが張れる。
- ショートカット
- ・リンク先のパスが書かれたファイル。拡張子は "lnk" でなければならない。
- ・アプリケーションが自分でリンクを開き直さなければならない。