CENTURY LCD-8000UL(液晶ディスプレイ)

現在使用しているデスクトップのメイン PC のカスタマイズは、もう限界に達してきた。ハードディスクやメモリは積めるだけ積んだし、静穏ファンやファンコンも搭載済み。デュアルディスプレイにして、TV キャプチャー (PT2) も付けた。後は Blu-ray ドライブくらいかなと思っていた。

ところが、面白いデバイスはまだまだあるものだ。USB ケーブル一本で繋る小型ディスプレイがあることを知った。値段も一万円前後と手頃である。色々調べてみて、一番評判が高かった CENTURY の LCD-8000U というのを買ってみた。



LCD-8000U は 8 インチのディスプレイで解像度は、SVGA (800×600) である。DisplayLink 社のドライバを使っており、これによりディスプレイ情報を圧縮でして USB でデバイスに転送することができるのである。



本体の構成はシンプルそのもの。電源スイッチ、USB 端子(ミニ B )、三段階の光度調節スイッチのみである。ドライバをインストールすると、タスクトレイに DisplayLink のアイコンが表示される。これでディスプレイの表示方法を指定できる。「ミラー」(メインディスプレイを同じ画像を表示)、「移動」(第二、第三のディスプレイをして使用)、「メイン」(主ディスプレイとして使用)などが選択できる。OS 上で動いているので、BIOS の操作は不可能である。また *nix など、ドライバが対応していない OS では使用できない。



私は、EIZO FlexScan L977、DELL E2311H に続くサードディスプレイとして使っている。これがすこぶる便利である。システムモニターや Photoshop のパレットなどの小物や、TVTest や動画などを表示させておくにはもってこいである。Full HD の DELL E2311H を購入した時は、少しお金を出してでも WUXGA (1920×1200) にしておけばよかったかなと少なからず後悔したが、この編成の方が圧倒的によい。



なお、使用して数日目にディスプレイが映らなくなった。ドライバを再インストールしたら直ったが、ソフトウェア的に描画しているので色々問題はありそうである。あと、このディスプレイ上で動画ファイルなどを再生すと、メインディスプレイの時よりも CPU を多く消費する。これはまあ、仕方がないか。