Vista Home Premium でネットワークに自動接続

我が家のネットワーク構成は、Windows XP のパソコンにプリンタが接続されており、他のパソコンは無線 LAN を通じて印刷を行っている。いわゆる「プリンタの共有」というやつである。

過日、そこに Vista Home Premium のパソコンが加わったが、ちょっと困ってしまった。いうまでもなく、このヴァージョンは上位の Ultimate や Business にくらべてネットワーク機能が弱く、ドメインに参加することができない。

もちろん Home Premium も「プリンタの共有」は可能なのだが、その都度、ユーザー名とパスワードを入力して、ネットワークに接続する必要があるのだ。では一度接続して、後は「スリープ・モード」でいいじゃないかという話になるが、困ったことに、このパソコンの使用者は Vista 最大の売りがお嫌いで、いちいちシャットダウンしなければ気がすまない(家電の付けっぱなしは不安らしい)。

そこで下記のようなバッチ・ファイルを作成し、くだんの Vista パソコンのスタートアップに登録しておいた。


@echo off

ping localhost -n 15 > nul

net use \\hoge /user:guest

要は net コマンドで、ネットワークに自動接続させているだけである。"hoge" には接続したいコンピュータ名、"guest" はユーザー名を表すので、環境によって異なる。なお、これだけだと他のサービスとの関係でエラーがでるので、自分に ping を送って net コマンドの開始を遅らせている。これが上記バッチ・ファイルの二行目の内容で、ここでは 15 回のパケットを送る設定にしてある。

スマートとはいえないが、これでなんとか間に合っている。