IrfanView 4.25 のリサンプルが重い!

画像ビューアは Windows 98 のことから Irfanview(イルファンビュー)を使っている。高機能でかつ軽い、素晴しいフリーソフトである。


IrfanView32 本家
IrfanView32 日本語版

あまりに完成度の高いソフトなので、アップデードにはあまり関心を払っていなかったが、今年の6月に最新版 (ver. 4.25) がリリースされたらしい。以下に変更点の粗訳を示す(分からないのは原文のまま)。


IrfanView 4.25 (2009-06-16) の主要変更点

  • キャプチャー機能の追加 (CTRL + Print Screen)
  • OCR 関連プラグインの追加
  • New command line switches for /capture. 4 = use region capture, 5 = start in capture mode using dialog settings
  • 設定ダイアログの変更
  • カラーマネージメントの追加(要プラグイン)
  • CD/DVD ライティング機能の追加
  • JLS フォーマットへの対応
  • WBZ/WBC/WB1 フォーマットへの対応
  • ズーム時のリサンプル機能の追加
  • フルスクリーン時のリサンプル機能の追加
  • Option to save changes on exit in now also used for image/file change
  • スキャン/一括スキャン・ダイアログでオプション追加:最後のスキャン番号を記憶
  • ファイル検索で前回の検索結果を表示する
  • 一括変換ダイアログで、最近使った15のパターンを記憶
  • サムネイル表示で、DPI によるソートが可能
  • New placeholder: $p (image DPI)
  • マルチページ・ファイルを上書き保存する際ダイアログで、オプションを追加
  • 特定の形式の画像をリサンプルする際のバグ修正
  • ズームの固定があらゆる表示形式で有効
  • 「PNG/TGA/DDS アルファ/透過 色の表示」に統一
  • コマンドライン・オプションで /reloadonloop を追加
  • コマンドライン /convert でコードを追加
  • 12 ビット TIFs ファイルのサポート
  • Postscript プラグインで新オプションの追加:高品質アンチエイリアス
  • EXIF ダイアログで新オプション:GeoHack-Wiki を表示
  • メニュー「ヘルプ」に項目追加:「アップデートチェック」
  • ショートカットキーの追加:数字分前のファイルに戻る(CTRL + SHIFT + 数字)
  • 付属プラグインの更新

で、やっと本題。この新バージョンをインストールしたが、"-" または "+" キーで画像のズームを行うとやたら時間がかかる。タスクマネージャーで確認してみると、CPU 使用率は100%、メモリは数百 MB から 1G 強にもなっていた! 軽さが自慢の IrfanView がどうなってしまったのか?

結論を書くと、上記の変更点の「ズーム時のリサンプル機能の追加」が元凶。これがデフォルトではオンになっているため、処理に時間がかかるのである。

リサンプル処理をオフにすれば問題はない。メニューの「表示」→「表示設定(ウインドウモード)」→「ズーム時にリサンプル処理を使用」のチェックをとればよい。